《MUMEI》

◇◇◇

あたしは暗くなるまで‥

蜜樹君の奮闘振りを見守ってた。

「疲れたら帰っていいからな?」

「ううん(微笑)」

「?」

「こうして側にいられるのが嬉しいから(微笑)」

そう言ったら満面の笑みが返ってきた。

「ありがとなっ♪」

その笑顔が嬉しくて‥

ちょっぴりドキッとさせられて‥。

「おっしゃ、もう一踏ん張り♪」

「──蜜樹君──」

明日はきっといい日になるよ。

あたし知ってるんだ。

ずっと頑張ってきた事も‥

何度も躓いた事も‥

悩んできた事も。

だから明日は楽しんで来て。

そうすればきっと──

上手くいくはずだから。

◇◇◇

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