《MUMEI》

「ええ〜? あたしがいなきゃつまんないでしょっ?」

「いや‥だから──‥」

「生徒会長‥完全に村木のペースに巻き込まれとるなぁ‥(苦笑)」

「つーか村木ってあんなにテンション高かったか‥?」

「ひっどぉ〜い」

「─────‥もう分かったから黙っててくれよ。考えらんねーから‥」

夏芽君がそう言うと‥

たちまち辺りが静かになった。

私達は床に座ってひたすら考え込んでたんだけど──‥

「はぁ‥」

サッパリ分からない‥。

でも隣りで兎が眠り込んでるのを見て‥

少し気持ちが和んだ。

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