《MUMEI》

「お前、何言ってん‥」

「トリックが分かったかも(微笑)」

「ぇ‥?」

「秋楽」

「?」

「スプーン貸して」

「ん、ええけど‥」

「スプーンなんか何に使うんだよ‥?」

「‥見てて」

美春先輩は南京錠のあった場所にスプーンを近付けた。

≪カタッ≫

「「「!?」」」

スプーンが吸い寄せられるみたいにその場所に張り付いた。

≪ハッ≫

「ひょっとして‥」

「磁石‥っ?」

「そ。たぶんかなり強力な磁石が使われてる」

「ほな‥」

「対極を向ければ開くんじゃないかしら?(微笑)」

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