《MUMEI》

せや‥。

焦らんかて‥

友達みたいな所から始めたらええねん。

ほしたらあいつもちょっとは気ぃ楽になるんとちゃうやろか。

≪カタン≫

「‥?」

新木‥

図書室から戻って来たんやな──。

今度は何借りたんやろ。

「───────」

気になって机から身を乗り出した。

「『ロビンソン・クルーソー』」

「ぇ‥」

本の‥

タイトル‥?

≪ドクン‥ッ≫

気付かれてた‥?

「ご‥っごめん‥‥ウチ‥」

≪クスッ≫

「ぇ‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫