《MUMEI》

ましろは学校に行く準備が出来、バックを持ってリビングに顔を出した。


お母さんは台所で洗い物をしていた。


「お母さん…。行ってきます。」


お母さんは顔を上げ、優しく微笑んだ。


「はい!行ってらっしゃい!」


お母さんの声は、とても明るく無理して言っているように思えた。



「お母さん、朝変なこと聞いて、そのごめん…なさい。」


お母さんは水を止め、ましろの方に歩いて来て優しく抱きした。

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