《MUMEI》

ずっと
このままでいたい


お母さんの匂い
優しい腕
お母さんの胸の中で
ずっと
包まれていたい…


でも…


「お母さん…。」


お母さんは、無言でましろから少し離れた。


「ごめんね、学校…遅刻しちゃうね。

それにいつまでも泣いていちゃいけないよね。」


「う、うん。でも泣きたい時は泣いて良いと思うよ。」


私は泣きたいと
思っても泣けないけどね


「じゃあ行ってきます。」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫