《MUMEI》

何だかボーッとした気分のまま‥

私は先輩達と一緒に帰りの道を歩いてた。

「あの──‥美春先輩」

「?」

「探偵部、私達がいなくなったらなくなっちゃうんですかね‥」

「ぇ‥?」

「もしそうだとしたら、何か寂しいな‥って──」

「いいんじゃない? それでも(微笑)」

「‥せ、先輩‥」

「今の内だけでも、楽しければいいと思うけど?(微笑)」

「‥楽しければ‥?」

「そ。だから、心配なんてしてる暇無いわよ(微笑)」

「──ハイ、そうですよね(微笑)」

何だか安心した─。

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