《MUMEI》 「トモ‥ダチ‥?」 初めて口にする言葉だった。 トモダチ‥ 今こいつはトモダチにならないかって僕に言ってきた。 「‥‥‥‥‥‥‥」 そんな事を言われたのは初めてで‥‥ どう答えていいのかが分からない。 トモダチって何だろう。 小坂と美崎みたいな感じかな‥。 「ぁ‥あんな、ウチ色々考えてんけど‥、友達やったら‥気楽やないかなぁて──」 「‥‥トモダチ‥」 何度もその言葉を繰り返す。 何故だろう‥ 嬉しくなる。 心が‥ 暖かくなる気がする──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |