《MUMEI》
「え?運命だったんですか」
「あのー…何も跳び蹴りしなくてもいいじゃないですか」
「本題に入るわよ」
話聞いてねぇ…
女の子は軽く紅茶を口に含むと、早速切り出した。
「まー正直世界征服ってのは無理よね」
当たり前ですよ
「でもここら辺の地域なら征服できるでしょ」
「そもそも征服しようという所に間違いを感じないのか…」
「なんで?」
なんでって…そう言われると、急には反論出来なかった。
いや、常識的に間違ってるはずなんだが
「あ…そういえば名前何て言うの?」
「リーズ」
「じゃあリーズちゃん…」
途端に再びアイアンクロー、テーブルのイチゴのような真っ赤な鮮血が鼻から噴き出す
「き、傷口がぁっー!」
どうやら彼女の逆鱗に触れたみたい
「アタシ、こうみえても21なんだけど」
どうみても14、5歳です。
「で、リーズさんは何故俺を…」
「運命よ」
「え?運命だったんですか」
そういえば、昔、村に占い師が来ていて俺の運命を占ってもらったことがある…
確か、「あんた死ぬわよ…」と
気付けばリーズさんはショートケーキとレモンタルトを追加注文していました。
もうお金がありません、占いって意外と当たって怖いや(^O^)
「んで、とりあえず人数と資金を集めなきゃならないんだけど」
「ですよねー、特に資金面が絶望的…」
俺、水しか飲んでないんスけど
美味そうにケーキを食べるね…この人
「とにかく、この通りの広場の教会の側にアタシんちあるから」
「はぁ…」
「お待たせしました、クリームソーダです」
「はぁ!?」
いつ頼んだのかわからないまま、品物がどんどん増えていく…
「あ…リーズさん?会計は…?」
「ちょっと待ってて、トイレ行ってくるから」
「あ、はい」
どう考えても食い逃げでした(^O^)
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
ケータイ小説サイト!
(C)無銘文庫