《MUMEI》

すると…たしかに、炭焼きの釜の周りには、金色に輝く物が、いたる所に落ちていた。


二人は、それを拾って持ち帰る事にした。


そして…淵の方へ行き、中から何かが跳ねる音がした〜玉津姫は、不思議に思い、淵を覗き込んだ。


『金色の亀…?』
淵の中には金色の亀が泳いでいた。


玉津姫は、三輪明神のお告げを思い出した。


…金亀ヶ淵…そうだわ…此処に違いない…


玉津姫は、淵の水で身を清めた。


すると…顔に醜く張り付いていた痣が、消え去り〜美しき顔に戻った。


玉津姫は、涙を流して喜び、三輪明神に感謝をした。

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