《MUMEI》

「陛下のような人柄であれば、
真の力に目覚められた時、
さぞかし強大な力を受け継がれるのでしょうね。」


セビアが微笑みながら、そう言った。


「真の力?」


「はい。

王になるための儀式が行われた時に、
王家特有の力を授かるので御座います。」


ダルクが神妙な面持ちで言った。


「その力さえあれば、
レギジオス様の御体を多少は回復させてあげられるでしょう。」


「…え?」


「どうなさいました?」


「レギジオスって……

生きてるの?」


その言葉に、
セビアとダルクはパチクリと顔を見合わせた。


「はい。
左様で御座いますが…?」


怖々とダルクがそう言うと、


「まさか…亡くなられたと御考えになられたのですか?」


セビアが驚いて言った。


「うん……。」


恥ずかしさのあまり、
下を向いて頷くと、
突然セビアとダルクが笑い出した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫