《MUMEI》

だが他の敵兵は建物に籠城していて、倒すのは困難だ。

「ヒュン!ヒュヒュン!」

弾丸が俺のほうにも飛んできた。

「糞!」

今の射撃で俺の位置も特定されたようだ。

「タタン!」

「ヘリはまだなのか!?」

俺は銃弾が飛んでくる方向にやみくもに撃ちながら機影を探した。

「タタタタタン!」

発射された銃弾の数に反比例して、俺達の生存率も下がってゆく…。

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