《MUMEI》 「大佐………マークは… …どうなったのですか……?」 「………………。」 大佐は黙しているだけだった。 「大佐…!」 俺が食い下がると、大佐は、ある物を俺に渡した。 「これは!……そ……そんな…。」 それはスポッターの命……双眼鏡だった。 そのレンズは割れ、フレームは無惨にひしゃげていた。 「………残念だったよ…。」 大佐は一言いい残し、背中を向けた。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |