《MUMEI》

俺は脱出用のヘリに乗せられ、ぼんやりと眼下の景色を眺めていた。

「次の任務は中東だ…。

これから髭を伸ばしておけよ…。」

大佐は俺の悲しみを癒すように、次の任務の話を淡々と続けている。

俺は話半分に聴きながら、呆然とヘリの窓から外を眺めていた。

眼下のジャングルは広大で、人間の存在なんてちっぽけなものだと思い知らされる…。

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