《MUMEI》 「あれ!?しずか君…!? …僕はこんなところで何をしてるんだろう?」 ☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。 「僕は知らなかったんだ…。 …デスノートの所有権を放棄すると、ノートと死神に関する一切の記憶を失うことをね…。」 出来杉は語り終えると、感慨深気に、しずかの手にある黒いノートを見やった…。 同じノートを見つめるドラミの表情は、死を前にして、疑問点に晴れないままだった。 出来杉の回想録は、いま現在の出来杉とキラ……しずかの存在と照らしても辻妻が合わない…。 即ち、しずかがキラに成り下がる経緯や、出来杉がその記憶を取り戻し、キラの下僕となるに至る経過が存在する筈なのだ…。 前へ |次へ |
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