《MUMEI》 「まーつり?」 「菜摘‥」 「どしたの?」 「ぇ‥」 「ちょっと前は元気そうだったのにまたヘコんでるからさぁ、何かあったの?」 「‥ううん、何も‥あらへんけど──‥」 「?」 「恋文‥出せへんくなってまうかも‥」 「ぇ、新木君に何か言われたの‥?」 「ちゃうねん、ただ‥学校あらへんと‥手紙届けられへんから‥」 「じゃあ──直接家に届けるとか」 そう言われてウチが首を左右に振ると‥ 菜摘はちょっと考えてからこない言うた。 「住所、訊いてみたら? 新木君に。ね?」 前へ |次へ |
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