《MUMEI》
誘導
「アナタの話には納得できない点が多過ぎるのよ…。」


ドラミは出来杉を睨み上げる――…。



「そう言うだろうと思ったよ…(笑)」


出来杉はしずかを見やった。



「ここからは、私が話すわ…。」


しずかは伏し目がちに下ろしていた視線を真っ直ぐドラミに向けた…。




赤黒い“死神の眼”を――…。




☆゚・:*:.。○。.:*:・゚☆゚・:*:.。○。



「出来杉さん!?どーしたの?」


私は記憶喪失に陥った出来杉さんに問いかけたの…。



「フハハハハ!…出来杉はノートとオレに関する記憶を失ったのさ…。」


リュークは高笑いしていたわ…。

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