《MUMEI》 注文の多いメール千秋様、放課後も用があるようだ。 早々と廊下に出てく。 ポケットの中の携帯電話が鳴る。 千守さんからだ。 ============ 兄さんが出て行ったのを確認したら旧体育館に行きなさい。 ============ 旧体育館……、 創立当初からある建物だ。 古いので隙間風や暖房がうまく起動しない、薄暗いことから生徒達の心霊スポットに認定されている。 僕はすっかり新しい体育館だと思っていた。 旧体育館は授業以外では行かないので一人で向かうのは初めてのことだ。 こわい…… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |