《MUMEI》

ナイフを拾うと、ナイフについている母の血を愛おしそうに見た。


それから、ましろを見た。


「お前の罪は、絶対消えねぇ。俺たち3人で、お前を呪い殺してやるからな!!!


ちっ…お前なんか、作らなければ良かった…。」


お父さんは、ましろをすごい目で睨みつけた。


そうだよね…
私は
生まれてこなければ
よかったよね…


そうすれば
幸せだったよね…


「ごめんなさい…。」


ましろは、小さい声で呟いた。

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