《MUMEI》

 

唖然としていると
阿久津サンがやって来た。


「ごめんね、美空サン。
先に協力してたんだ






─校長と…」


にこっ♪

微笑んだ。
おばさんの顔と
似てる…。

でも、
なんか笑ってない…



恐いよ…。

「きっと
来てくれると思ったよ、
瑠璃子ちゃん…。」


何…


「百合、そんなに
恐いことすると
瑠璃子ちゃん可哀想。」


百合…?
阿久津サンの下の名前…


「私たち、親子なの。
私が教師やってるから
名字はそのままだけど。」



「……」
ってことは…

「いとこってこと。
改めてよろしく☆
瑠・璃・子ちゃん…」


だから恐いって…



私は
とんでもないことを
知ってしまった。
これからどうなるのか…





 

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