《MUMEI》

『でも、この手って、殺人者の手だよね…。』


その言葉は鋭く、ましろに突き刺さった。


ましろは真白を見た。


真白は軽く微笑んだ。


その微笑みにましろは、冷や汗をかいた。


「……。」


『分からないの?じゃあ、もっと分かりやすく話すね…。

この手は、弟ユナセを殺した手だよね。』


真白は、またしてもましろに微笑みかけた。


ましろは鳥肌がたった。

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