《MUMEI》 ‐陸‐僕の後ろで── 小坂はこっちを見つめてる。 話しかけて来ないのは‥ たぶん僕が後ろを向いてるから。 そういえば一昨日── ビックリする事があった。 夜‥ 風に当たろうと思って外に出たら‥ 郵便受けに封筒が入ってる事に気が付いた。 その封筒にはクローバーのシール。 一目で分かった。 あいつからだって。 本当にビックリした。 あいつは僕の住所を知らない。 でも届けて来たんだ。 その日は── 木曜日だった。 いつも手紙が届いてた日丁度に‥ あいつは手紙を届けて来たんだ。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |