《MUMEI》

出来杉さんは、首を傾げながら自宅に帰っていったわ――…。




後にはデスノートを抱えた私と、死神……リュークだけが残されたのよ…。



「ねぇ、リューク…


…こんな恐ろしいノートを人間にもたらすなんて…


…アナタはいったい何を考えてるの?」



「ん?…別に深い意味は無い…。


…お前たち人間が、このノートをどう使うのかを見たいだけだ…。」



私はその無責任な返答に眉をひそめる――…



「それって……只の暇潰しってこと…?」



「まぁ、そんなところさ…フハハハハ!」

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