《MUMEI》 「ダメよ。」 「えー!どうしてぇー?」 お母さんは、お父さんと手を繋いでいるユナセを見た。 ユナセもジェットコースターを乗りたそうな目をしながら見ていた。 ユナセの身長なら、ジェットコースターに乗ることは出来ないだろう。 「だって、ユナちゃんが乗れないでしょ、みんなで乗れるものにしましょ。」 「ましろ、みんなで観覧車に乗ろう。ユナセも乗れるし。」 「えーー!!」 また暗闇の世界に戻っていた。 前へ |次へ |
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