《MUMEI》

すると、すぐに明るくなった。


ましろ
3歳の誕生日の時


その時からお父さんと、お母さんは仕事をしていた。


玄関


「ごめんな、ましろ。」


お父さんはましろの頭を優しく撫でた。


「ごめんね、ましろちゃん。お仕事休めなかったの。」


お母さんはしゃがんで、ましろの目の高さに合わせて話す。


「大丈夫だよ。」


ましろは笑顔で言った。

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