《MUMEI》
笑顔の蓮見
次の日〜
『坂井ちゃん!』


親睦会に出かけるオレを、蓮見が呼び止めた。


『何?』


『いや〜背中にゴミが…』
そう言って〜蓮見は、オレの背中や後ろ襟を触った。


ポンッ!…
『はい、良いよ、にこり…気をつけて行きなよ、坂井ちゃん。』
ご機嫌に笑う蓮見。


『??』


オレは、首を捻りつつ、親睦会に出掛けた。


『あ〜坂井先生、ほらっ〜徳田先生の隣に…』


…ゲッ〜いきなり隣かよ。


ニヤリ…ほくそ笑む毒姫。不穏な空気の親睦会が始まった。

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