《MUMEI》

真白は頭が湯に浸かっているましろを、湯から出しお風呂場に寝かせた。


死んだましろは、ピクリとも動かない。


真白は、お風呂場から出て部屋に戻りベッドの上に座った。


そして横になり、体を伸ばした。


『やったぁ!私はこれで自由になったのよ!嬉しい!』


真白は、ニコニコしている。


だが、すぐに悲しそうな顔になった。


まるで何かを、後悔しているような顔つきだった。

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