《MUMEI》

「真白ちゃん?」


ましろは、ちょっと焦っているようだった。


『あなたは私を生んでなんかいない。あなたは私を助けてくれた。』


「私が助けた?」


何が何だか
ましろには分からない


『あなたも見たでしょ、2つの生命の光。』


ましろはこくりと頷いた。


『あの片方は私、そしてもう片方はあなた。』


「……!?」

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