《MUMEI》

リュークは、そんな私の動揺を逆手にとるように――…



「フハハハハ!……未来ってモンは、自分の力で切り開くものなんだろ?」


…先ほど私が、出来杉さんを諭したときに用いた言葉をそのまま突きつけてきた…。



「そうよ…。」


悔しかったけど頷いた…。



「きっと、のび太ってヤツも、未来を切り開いたんだろうな…。


…だから、お前と結婚することができた…。と、考えられるよな?

……クククク…。」


リュークは卑しく……それでいて意味あり気な含み笑いを洩らす…。

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