《MUMEI》

 



私はいつも通り
奈都、亜希と食べた。

他愛のない会話で
盛り上がってた。


でも、私は
いつの間にか
ぼーっとしていて

自分の世界に
行ってたらしい。

「どうした?」


「阿久津サン、
大丈夫だった?」



『阿久津サン、
大丈夫だった?』
って…

大丈夫もなにも…
作戦だよ…

─いとこってこと、
ばらすのって
いいのかな…?
隠している訳じゃない
って言ってたし…。

「ぁ、あのさ「ねぇ、ねぇ♪」


ぁ…阿久津サン!?


 

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