《MUMEI》
年末
久々の実家だ
のんびりしたいなぁ

…大掃除を手伝わされる俺…
「はぁ、疲れた」
逃げよう!
 
俺はホームセンターに買い物行くと言って、逃げ出した
 
旧友と適当に遊んだ後で帰ると
麻美が飯食ってた
 
麻美「おかえり、優斗もご飯食べる?」
 
俺ん家なんですけど…
 
麻美にお酌されてご機嫌な父…
 
昔を思い出す
 
けど…俺も、麻美も、昔のままじゃない、
 
父「毎日、麻美ちゃんがお酌してくれたらなぁ」
 
キャバクラか!
馬鹿親父、なにでれでれしてんだ…みっともない…
 
なんか、居心地悪いなぁ
 
俺の携帯が鳴った
メールだ
 
俺「ちょっと出かけてくる、飯いいや」
 
 
メールはエリからだった
『地元帰ってる?、暇だったら会わない?』
 
エリに電話して、待ち合わせした
 
思い出あるファミマで
 
エリ「優斗、懐かしい場所だね、ここ」
 
俺「エリ、車?、スゲーの乗ってるな!」
 
エリ「お父さんの車、拝借してきたの」
 
これ、たぶんベンツだよな…
若葉マークのベンツ…
嫌味っぽいぞ…マーク外せって
 
エリ「ねぇ、どこか行こうか?」
 
俺「2人でか?彼氏に怒られるぞ」
 
エリ「彼氏は東京でおとなしくしてるからバレないよ」
 
そのとき
 
「へぇー、仲良しなんだ」麻美だった

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