《MUMEI》 「えっ‥と‥硬くない?」 そう訊いたら── 掻き込むようにして食べながら夏芽君は頷いた。 それにしても凄い食欲──‥。 「ぉ、こっちももらっていーか?」 「ぁ、うん‥でもあんまり美味しくないかも‥」 ってもう食べちゃってるし‥(苦笑) 「ぁ、そーいやアイツ──」 「えっと‥秋楽先輩?」 「アイツも自分でやってんだよな──。結構得意みてーだし」 「うん──」 ≪カタン≫ 「ふぅ、ごっそーさん(笑)」 夏芽君は満足げに笑って自分の部屋に戻って行った。 前へ |次へ |
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