《MUMEI》 家に着いて‥ 濡れた服を着替えた。 髪も濡れとったけど── だいぶ乾いてきとったからそのままにしておく事にした。 あいつはまだあそこにおるんやろか‥。 ずっとあそこにおるつもりなんやろか‥。 それにあいつ‥ ホンマに『ただの偶然』でウチを助けてくれたんやろか‥。 「新木──」 あいつはホンマに優しい奴や‥。 そういえば‥ 前からあいつには何かとお世話になっとるよな‥。 さっきもそうやし‥。 何か‥ 恩返ししたいな──‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |