《MUMEI》
苛立ち
「優斗、お前何イラついてんだよ!」

友人に言われた…

そう、俺はイライラしてたんだ

俺って奴は、受動的で、諦めの良い奴…
のはずだった…

麻美の事にしたって

自分から、何かをした事がない…

なのに、あきらめられない…

結果を受け入れられない…
で、他人に八つ当り

最低のクズだ…
 
 
初めてやけ酒ってやつをした

出来の良い俺は、バイトを休みにして、誰にも迷惑かけずに…
部屋で…

アホらしい…

全然スッキリしない…

気持ち悪いだけだ…

さっきから、電話がうるさいなぁ

俺「…はい…誰?」

エリ「何回鳴らしたと思ってるの!、寝てたの?もう昼過ぎよ!」

俺「…なぁに?」

エリ「今日行くってメールしたでしょ!バイト、休みでしょ!早くドア開けてよ!」

忘れてた…エリ…来るって行ってたなぁ…
 
 
エリ「…酒くさぁい…」

俺「…で、何?」

エリ「何じゃないでしょ!」
「忘れたの!!」

…まったく、思いだせない…
なんだっけ…

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