《MUMEI》
毒姫の企み
『坂井先生、よろしくね。』
白々しく、挨拶する毒姫。


『あ、徳田先生。よろしく。』
オレも、合わせた。


『徳田先生の赴任と坂井先生の復帰を祝してカンパ〜イ!』


適当に理由をつけた、親睦会と言う名の飲み会。


『そういや〜坂井先生、アパート焼けて、今は蓮見くんの家に住んでるんでしたね。』


『あ…はい、焼けたアパートが建て直すまでの間ですけど…。』


…すると隣の毒姫が〜オレに耳打ちして来た。


『ふ〜ん、じゃあヤりたい放題じゃん!』


ブハァーーッ!!
オレは、飲み掛けのビールを毒姫目掛けて吹き出した。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫