《MUMEI》
うらやま
駅までの帰り道僕とタクヤは女子を見かける度に採点している。
「今のは80かな?」
「いや、化粧濃いから60だな。」
タクヤは化粧が濃いのが嫌いらしい。
こうして僕達は手の届かないような美人を見ては癒されていた。
でもタクヤは付き合って一年になる彼女がいた。
ユキといい、真っ白な肌をしていてとても可愛かった
僕はタクヤが羨ましかったがタクヤは正直カッコイイ。
影で女子から人気があることも知っていた。
タクヤとユキはお似合いだと思う。
しかしタクヤはユキがいないとこではすれ違った女の子に「あの子可愛かった〜」とか言っている。
多分ユキが聞いたら怒ると分かっているから僕に言うのだろう。
そのうち駅に着く。
駅ではいつも通りユキがタクヤを待っていた。
タクヤは「メールよろしくな!」と言って別れた。
僕はタクヤに手を振り終わると駅のホームに向かう。
電車を待つ間に電話帳に登録するため、胸ポケットから朝渡されたメモを取り出す。
そこにはアドレスと名前でカナと書いていた。
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