《MUMEI》

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翌朝。


あくびをしながらリビングに向かうヴァイス。

そこには既に朝食すませたらしい母親がコンピューターに家計簿を書いていた。

「おはようヴァイス。」

背を向けたまま、母親が言った。

「お、おはよう。(汗)」
朝食を口にしながら、ヴァイスも挨拶した。

「ねえヴァイス………。

……あんたちゃんと学校行ってるの……?」


そう言って振り返ろうとした時――――


―――プシューー!!


家の自動扉が開く。


「ヴァイス!!!」


母親の呼び止めも虚しく、ヴァイスは朝食をかじりながらネロとの待ち合わせ場所に向かった。

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