《MUMEI》

街の中を疾走するヴァイス。

「あ、ヴァイス君。」

そんな彼を見かけたヴァイスのクラスメイト。

その場にいたもう一人のクラスメイトがヴァイスに向かって叫ぶ。

「また学校サボるつもりだな!!

きまりを守らないと黒いポリツァイに連れていかれるんだぞ!!」

それに対してヴァイスは

「黒いポリツァイなんて見たことあんのかよ!!」

と言って、そのまま走り去ってしまった。



「見たことあるの?」

「…無い…けど……。」



≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


ヴァイスはネロと合流し、いつもの合言葉を言って目的地へと向かっていった。

「いよいよだな!」

「ああ!」


今日はネロが見つけた“変なシャフト”を調べに行くのだ。


「あ…、一つ考えといて。」

思い出したようにヴァイスに言うネロ。

「何を?」

尋ねるヴァイス。

それに対してネロはこう言った。

「スイッチも
 取っ手も
 鍵穴も無い…
 
 
  ドアの開け方!!!」

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