《MUMEI》

「ごめんな、ちょっと悪戯心に駆られてもうて(苦笑)」

「秋楽も案外お子様なのね──」

「ぉ、お子様て‥(苦笑)」

「で、お前ら何話してたんだ?」

「ぁ、えっと──」

「ぁ、そうそう‥忘れる所だったわ。今から話すわね(微笑)」

美春先輩は椅子に座り直すと──

1つ咳払いをして話し始めた。

「昨日私の所に生徒会長から電話がかかってきたの。メンバーに伝えて下さい、って(微笑)」

「生徒会長から‥?」

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