《MUMEI》

ましろは目を見開いた。


「じゃあ私、帰れるの?」


「あぁ。」


なんでだろう…


嬉しいはずなのに
嬉しくない…


私は
やり忘れたことが
1つある…。


ましろはベッドの上で起き上がった。


「ねぇセツ、私が本当の家に戻った時って、ユナセは…生きているんだよね?」


セツは無言で頷いた。

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