《MUMEI》 「でも、ユナセは覚えていないんだよね…。」 ましろは俯きながらセツに聞いた。 その俯いている顔は辛そうだった。 「何を?」 「私が…ユナセを殺したこと…。」 ましろは声を落として言い、唇を噛み締めた。 「そうだな、ましろはユナセを殺す前に戻るからな。」 ましろはただ黙ったまま、俯いていた。 セツはベッドの上に腰掛けた。 前へ |次へ |
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