《MUMEI》 「え…。」 「でも、これを着れば。」 セツは自分が着ていた黒いマントを脱ぎ、それをましろの肩にかけた。 「ユナセが見えるぞ。」 すると、ましろの瞳に透けているユナセが映った。 「姉ちゃん、俺が見える?」 あの時と何一つ変わらない、ユナセが目の前にいた。 ユナセの声… やっと会えた… 前へ |次へ |
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