《MUMEI》 ましろには 聞こえなかった。 暗闇の世界での お父さんとお母さんの 会話 『私、仕事を辞めようと思っているの。』 『えっ、どうして!』 『だって、ましろの誕生日の時だけ、私たちいつも仕事で、ちゃんと祝ってあげてないじゃない。』 『そ、そうだな…。』 『ましろが可哀相よ。せめて今年こそは、ちゃんと祝ってあげたいのよ。』 『そうだよな、分かった。俺もましろの誕生日の時は、必ず速く帰ってくる。』 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |