《MUMEI》

聞こえる…
ユナセの心臓の音…
ちゃんと
生きてる…


今度は大丈夫
通り抜けたりしないよ…


ユナセに触れることが
できたよ…
セツ
ありがとう…


「姉ちゃん、なんで泣いてるの?まっ、まさか、CDのことで泣いてるのか…?」


「違うよ…ちょっと嬉しくて…。」


「??

楽しい夢でも見たのか?」


夢…
あれは
決して
忘れてはいけない現実

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