《MUMEI》 ましろを目見開き、涙を流した。 「うん、ありがとう…。」 ましろは泣きながら言った。 「姉ちゃん、今日泣いてばっかしだな。姉ちゃんじゃなくて泣き虫の妹みたいだ。」 「そ、そうだね。」 ましろは涙を拭いて、ユナセに向かって微笑んだ。 「ましろ、ユナセ、ただいま〜。」 玄関の方から、お母さんの声がした。 前へ |次へ |
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