《MUMEI》
地獄界
セツは人気のない廊下を淡々と歩いていた。


セツはある大きな扉にたどり着いた。


2枚ある真っ白扉に1枚1体、向かい合うように天使が書かれている。


天使に色はなく、扉に同じ真っ白だ。


「罰神セツです。」


セツは扉に向かって言うと、自動で扉が開いた。


扉の先は真っ暗で何があるのかさっぱり見えない。


セツは慣れた足取りで中に入った。

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