《MUMEI》

放課後‥

誰もいーひんくなった教室で‥

ウチは自分の席に座ったまま隣りの机を見つめとった。

せっかく隣り同士になれて‥

あいつも少しづつ心開き始めてたのに‥。

あいつは過去に何かがあって‥

本を読む事でそれを紛らわせようとしとるんやろな‥。

「‥‥‥ごめんな‥」

いくらここで言うたかて‥

あいつには聞こえへん。

ちゃんと謝らな。

仲直りしたいねん。

また話したりしたいねん。

このままは‥

嫌や‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫