《MUMEI》
買い物
茜さんと肌を重ねてから
もうすぐひと月
 
何度かデートしたりしてたけど、
SEXは、上手く避けられてる感じだった

今も、一緒にファミレスで飯食ってるけど…
きっと、あっさり、帰っちゃうんだろうなぁ
 
 
店を出たら雨がぱらついてた

茜「優斗、明日バイト休みでしょ」

俺「そうだよ」

茜「私ん家で飲もうか?」
俺「いいの?」

茜「うん、仕事も一段落したし、ゆっくりしたいの」「付き合ってね」
なんとも可愛い笑顔だ

ホームセンターに寄ったとき

お酒とつまみと、スキン…
普通に買ってる!

なんか、びっくりした

スキンは、紙袋に入れられるんだなぁ

茜「どうしたの?」
店を出たとき、俺の顔を覗き込むようにして、聞いてきた

俺「スキン、買ってたから…」

茜「しないの?エッチ?」
俺「そうじゃなくて、普通に買ってたから」

茜「売ってるんだから、変じゃないでしょ、買っても」

茜さん、キョトンとした顔で…

茜「…生でしたいの?…」
俺、赤面しちゃった…

ダメだ、感覚が違うんだ
きっと

茜「くすっ」

茜さんが俺を見た

茜「女はね、生理用品とかも買うでしょ、スキンぐらい普通に買えるわよ」

俺「レジの人、俺と使うんだなって思わないのかなぁ?」

茜「思ってもいいじゃない」
「悪い事する訳じゃないんだから」
 
まぁ、そうだけど、
俺がガキなのかなぁ

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