貴方の中の小悪魔
を知る神秘の占い

《MUMEI》
ワールドエンド2
季節は11月、朝を起きるにも少し肌寒い季節になった。
目覚めは最悪だった。とんでもない悪夢を見てしまったからだ。
世界が破壊される夢、どう破壊されるかはよく覚えていないが、その時の恐怖はよく覚えている。
「あいつがあんな事言うからだ…」
思わず呟く、気付けば全身に冷や汗をかいていた。


「おはよう」
神田勇樹は無垢な笑顔で俺を迎える、
「あぁ」
そんなそっけない返事しか出来なかった。
「今日は不機嫌だな」誰のせいだと思ってる、教室の話声や全ての雑音が煩く聞こえてしまう。
「寝覚めがよくなくてな、」
よりによって、俺にとって一番煩い存在が俺の後方の席にいる。
話し掛けるなと背中で語り、机にへばりついた。

昼休み、いつも通り後ろのやつと給食を食べる。
「機嫌はなおった?」
「あぁ、科学の時間、ビデオで助かった。」暗幕を引いて暗い中でビデオを見る大変目に優しくない授業は睡眠の時間にさせてもらった。
「で、世界を崩壊させるのはどうなったんだ?」
昨日の話の続き、ここであれは冗談だと言ってくれればいくつか気は楽なのだが。
「…僕も頭はよくないんだけど…アルマゲドンって映画知ってるかな?」

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