《MUMEI》 蓮野 時雨(ハスノ シグレ)ってゆーんだ、変だよな」 俺は自分の名前があまり好きじゃなかった 「いや、綺麗だよ、いい名前だね。僕の名前は咲夜 透(サクヤ トオル)」 俺の名前より、咲夜さんの名前のほうが綺麗だと思った 「あのさ、咲夜さんって呼んで良い?」 「ん〜やだ、透でいいよ」 咲夜…いや、透さんは悪戯っぽく言った。 その後、他愛もない会話をしたのち、店を出た。 「あっそうだ、これ」 透さんは二万円を俺に握らせた 「いらないよ」 俺は、断った 「君は、仕事で抱かれてるんだろ?」 「俺、透さんには抱かれてないよ」 「いや…僕は君の時間を買ったんだ、だから、ねっ?」 俺は渋々お金を受け取り、透さんと別れた…少し名残惜しい気がした いつも通り…帰るのは、マンガ喫茶…。 前へ |次へ |
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